長男が涙目で言いました。
「お母さん、ごめんなさい。。。」
「なあに、どうしたの?」
「割っちゃったの。。。」
「何を?」
「もしかしたらお母さんの大事なものだったかも知れない。」
見ると、結婚祝いにもらったコーヒーや紅茶を入れる
ガラスの容器。
「まあ!いいのよ、こんなの。買えばすむことでしょ。
それよりアナタに怪我はなかったの?」
「よかった~お母さんの大事なものだっておばあちゃんが
言うからどうしようかと思って。」
「まあ~気にしなくていいのよ。形あるものはいつか壊れるのよ。おほほほ。」
数時間後。
母が言いました。
「ああ、そうだ、Yさん(パパ)が
これ割っちゃったって言ってたよ。お猪口。」
「ええっ、これ...萩焼のお猪口じゃないの~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
もう同じものは手に入らないわよっ!
くぅぅぅぅ~っ」
さて、わたしが怒ったのは同じものが手に入るか
どうかの違いだけだったのでしょうか?
それとも...?